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KINDOWS第7回公開講座(映画『燃えあがる女性記者たち』上映会)
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2024年6月1日

13:30–15:40

会場

京都大学吉田キャンパス北部構内
北部総合教育研究棟1階 益川ホール

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属環インド洋研究センター
第7回公開講座 映画上映「燃えあがる女性記者たち」
(Original Title: Writing with Fire, Hindi, Subtitle: Japanese)

【日時】6月1日(土)13:30 〜 15:40(13:00開場)
【場所】京都大学吉田キャンパス北部構内
    北部総合教育研究棟1階 益川ホール地図:13番の建物)
(最寄りのバス停は「北白川」あるいは「京大農学部前」が便利です)
【お申込みURL】https://forms.gle/cMxfEW8bJ9yzeXLy7
【入場料】無料
【プログラム】
13:00  開場 Opening
13:30  映画上映 Film Screening
15:10  解説:池亀 彩(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    Comment: IKEGAME Aya (ASAFAS, Kyoto University)
15:40  閉場

本映画の予告動画
本映画のポスター
【お問合せ】kindows[at]asafas.kyoto-u.ac.jp

主催
  • 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属環インド洋研究センター (KINDOWS)
Days to Seminar
【映画の内容】(燃えあがる女性記者たち公式HPより)
たくさんの人に知ってほしい。世の中のために書く、女性記者のことを。

インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、アウトカーストとして差別を受けるダリトの女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ(ニュースのさざ波)」。
独立した草の根メディアとして、大手メディアが注目しない農村の生活や開発など地方自治の問題を報道し続けてきた「カバル・ラハリヤ」は、紙媒体からSNSとYouTubeの発信を主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女たちは、貧困と階層、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには命の危険すらある暴力的な状況のなか、怯まず粘り強く小さな声を取材していく。

知識も経験も豊富な「カバル・ラハリヤ」主任記者のミーラは、ニュースのデジタル化に戸惑う仲間を励ましながらも、自身の子育てと夫の無理解に苦慮している。有望記者のスニータは、意欲も能力の十分だが、家族と世間からの結婚の圧力に疲弊し、新人のシャームカリは、自分の取材力に自信が持てなくなっていた。それぞれの悩みを抱えながらも徐々に記者としての取材方法を獲得していったミーラたちは、次々と生活の問題の先にある反社会勢力の存在や警察の怠慢などをあきらかにしていく。やがて、彼女たちの発信するニュースは、インド各地へと波紋のような広がりを見せるのだった――。

【解説者紹介】池亀 彩(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)個人HPより引用)

南インド・カルナータカ州を中心に、植民地期・ポストコロニアル期を通じて、複層的な権力構造の中で、王やグル(宗教リーダー)などが、ローカルな社会においてどのように権力・権威を維持し、民衆にどのような社会サービスを提供するのかに関心があります。またそうした錯綜する権力構造のなかでどのように差別が生まれると同時に差別からの解放が想像され民衆運動へと繋がるのかを学んでいます。近著:『インド残酷物語 世界一たくましい民』集英社新書