タイトル
資本主義の未来と現代イスラーム経済(上)-資本主義の危機とイスラーム経済の登場
著者・編者
長岡慎介
総ページ数
130ページ
出版社・出版年月
詩想舎 ・2020年12月
概要
本書は、今の資本主義がどうして行き詰まりを見せたのかを考えながら、資本主義の弊害をどのように乗り越えていくのかを考えることを目的としています。そのためのヒントとして、「イスラーム経済」という日本ではまだあまり耳慣れない新しい経済の取り組みを取り上げます。しかし、同時に、資本主義とはそもそも何であるのか、資本主義のどこに問題があって、どこがまだ使えるのかという点について、経済学の基本を紹介しながら考えることも本書の目的としています。それは、資本主義を全否定し、根拠のない理想論を掲げる「怪しい」ポスト資本主義論への免疫力を読者のみなさんに付けてもらうためです。本書で紹介するイスラーム経済も、資本主義のオルタナティブとして世界の注目を集め始めていますが、読み進めていくうちに読者の皆さんも気づくように、決して資本主義を全否定するものではなく、資本主義の使えるところを生かしながら、よりよい経済社会のあり方を追求していくものなのです。(iCardbook HPより)